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一生を自分の歯で過ごすには、大切な歯を1本でも多く健康に保つことが必要です。

しかし40歳を過ぎた頃から、私たちの歯は虫歯や歯周病によって失われていきます。
厚生労働省の調査結果(右図)でもわかるように、残っている歯は、50歳で24本/60歳で平均22本に減っています。

では、年とともに歯が抜けるのは自然なことなのでしょうか。

虫歯や歯周病は、歯の隙間に磨き残しから発生する歯垢や細菌(プラーク)を含むバイオフィルムが原因の「病気」なのです。

毎日のケアをきちんと行なうことで防ぐことができます。

その基本は、原因である歯垢やバイオフィルムの除去です。
簡単な歯垢は、正しいブラッシングなどで十分に対応できますが、 奥まで入り込んだ歯垢や歯石は歯医者さんで取る必要があります。

歯の治療は、従来のような「抜けばよい」「削ればよい」というような考え方から、歯をできるだけ残すための治療にシフトしてきています。

この考えは
M.I.(ミニマム・インターベンション)という理念で、残せる可能性のある歯は残す努力を行い、「できるだけ抜かない」「神経をとらない」治療を行なうことです。

自分に合った歯医者さんを探すときに、Mi治療をはっきりと謳っているような医院は良い歯医者さんを選ぶ目安と考えることもできるでしょう。







■虫歯の進行について

学校などの歯科検診で、歯医者さんが「C1」とか「C2」と言うのを聞いたことがあると思います。
Cとはカリエス(=虫歯)のことで、進行度によって次の4段階に分かれます。

C1 虫歯はエナメルを溶かし始めました。
虫歯の部分を取り除いて(削って)から詰め物をします。
C2 虫歯が象牙質にまで進んでいます。
まだ神経は侵されていない状態です。
虫歯の部分を取り除いて(削って)から詰め物をします。
C3歯の神経が細菌で侵された状態です。
細菌で侵されている部分と歯の中の神経を取り除いてから消毒。
その後で詰め物などで治療します。
C4歯が完全に崩壊して残すことが出来ない状態です。
残念ですが抜を歯かなければなりません。
抜歯した部分は、入れ歯・ブリッジまたはインプラント治療などで補うしかありません。

抜歯したまま放置しておくと、隣の歯が無くなった部分に寄って来て、噛み合わせが狂うだけでなく新たな虫歯発生の原因にもなります。
■虫歯の予防について

虫歯の予防法は、決して難しくはありません。
正しいブラッシング法を身につけ、毎日のプラーク・コントロールをしっかりと行なうことです。
■歯周病について
歯周病は歯の表面につくプラーク:歯垢(細菌の塊り)によっておこる「歯の周りの病気」です。

本人の自覚がないままに進行するという病気のため、当院では歯周病が進行していると思われる患者さんには、十分に歯周病に関する説明と治療の必要性をお話しております。

歯肉の炎症による出血・腫れを特徴とする歯肉炎と、歯を支えている骨が破壊される歯周炎(一般に言われる歯周病)の2種類に分けられます。



歯周病予防は、定期的な医院によるチェックだけでなく、ご自宅での毎日の正しいブラッシングと生活習慣の改善も大切です。

歯周病を増悪させるのは喫煙です。喫煙の習慣がある方は是非“禁煙”をおすすめします。

また、繊維質やビタミンCが豊富な食物を摂り、バランスの良い食生活を心がけていきましょう。

■歯のクリーニング

歯のクリーニングを定期的に行なうことで、歯垢や歯石の付着防止に効果があります。
歯医者さんで行ないますが、特殊な器具などを使って歯面だけでなく、頑固なバイオフィルムとプラーク(歯垢)の除去を行ないます。

■スケーリング

歯周病の原因である歯石を、専用の器具を使って除去する治療です。
麻酔を行なってから、歯周ポケットの奥まで入り込んだ歯石を丁寧に削り取ることもあります。

■フッ素

フッ素を歯に塗りこむことで、歯の表面にフッ素イオンを活用させ歯質を強化する予防法です。
継続して実施することで、エナメル質表層のフッ素量を増加させ、歯質を強化します。
フッ素は虫歯を予防するだけでなく、虫歯になりかかった部分を自然に治癒させる働きもあります。

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