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食生活は、私たちの生命と健康を支える基礎となるものです。
しかし、最近ではBSE(牛海綿状)、鳥インフルエンザ、食品偽造表示、輸入食品の危険添加物など、「食」への信頼が揺らぐ問題が数多く起きています。

新聞でも、毎日のように「食」の安全について記事が載っているのを目の辺りにし、これからは個人個人が食の安全性に注意していなければならないと改めて認識しています。
それでは、私たちにとって、身近で大切な「食」の安全について、見てみることにしましょう。



私たちは、外食をするときに、出てきた食事が危険かもしれないと疑いながら食べる人は殆どといっていないと思います。
コンビニやスーパーなどで食品を購入するするときも、私たちの命を脅かすかもしれないと考え購入する人はいないでしょう。

私たちは、食品事業者が提供する食品を、何の疑いも無く食べているのが現状です。
果たして、私たち消費者は食品事業者との無言の信頼の上に、食生活が成り立っているということになります。

しかし近年になり、BSEをはじめとして、輸入食品の汚染・残留農薬・国内で未認可の食品添加物や劇薬使用といったものから、原産地を偽った食品表示や賞味期限切れ材料の使用された食品など、食に関する様々な問題が発生しています。


牛海綿状脳症は、牛の脳の中に空洞ができスポンジ状になる病気です。
本来は、人間には伝達しないとされていましたが、現在では人間が発症するヤコブ病が、牛海綿状脳症と関連があるとの疑いが持たれており、牛の検査や特定の国からの輸入停止・飼料の加工過程についての規制など、感染牛から人間に害が及ぼされないよう、様々な対策がなされています。

しかし、国内でも32頭の感染が確認されたのを機に、牛の個体識別のための情報管理に「トレーサビリティー・システム」が導入されました。


米国のBSE騒ぎの次は、鳥インフルエンザが日本で発生しました。
人間が発症するもともとのインフルエンザは、A型・B型・C型という3種類がありますが、インフルエンザウイルスの起源をたどって行くと鳥の病気が最初でした。

つまり、現在の鳥インフルエンザは“先祖がえり”ともいえるものですが、現在の研究では感染した鳥や糞に触れることで人に感染することはありますが、鳥インフルエンザを持った鶏肉を食べても感染するということはありません。
鳥インフルエンザウイルスは、加熱した時点で死滅するので、調理してしまえば感染性がなくなります。
しかし、ウイルスの突然変異も考えられるため、政府では情報収集〜研究などを行い、発生に備えています。


人々は昔から肉や魚、野菜を保存するために“塩漬”にしたり、植物の実や花を使って色づけしたりと、食べ物をつくるとき工夫をしてきました。
このように食べ物の味や色、保存性をよくするために、食べ物をつくるときに使う調味料、着色料、保存料などをまとめて食品添加物といいます。
現在、国内の食品添加物は、指定された物質だけが使用できるポジティブリスト制が採用され、安全性と有効性が確認された物質でないと使用できなくなっています。
加工食品については、原材料だけでなく、使用した食品添加物も量の多い順に表示することになっています。



最近では輸入食品から検出される食品に対する安全性の問題にも注目されています。
国内では認可されていない食品添加物や、普通では食材に使用するはずがない劇薬などが検出されるなどの問題から、輸入されたしょくざい自体の保管方法〜国内で色が漬けられ味が付けられ、さも新しいもののように出荷されるなどの問題も発覚しています。

右の写真は、野積みなった青いポリ容器です。
容器が割れ黒ずんだ液体で膨れたポリ袋がはみ出したものも見られますが、これは中国産の山菜。
資料(徳間文庫「世紀末日本紀行(島田荘司著)」)によりますと、取材した業者は「形さえ残っていれば、後は何とでもなる」と言っていたそうですが、このようなことが全く無いとは言い切れません。
漂白剤・着色料・酸味料・香料など、あらゆる化学製品により加工された「最終製品」のパッケージにある原材料欄からは、この状態が想像できないと思われます。
我が家でもそうですが、食品表示を小まめにチェックして、このような山菜系については中国産の食材は選ばないようにしています。

最近では、一連の“中国産の有害食品騒動”により、現在は、特に危ないと言われる食品についてはスーパーなどでは殆ど見かけなくなりましたが(悪意のあるリパックにより、中国産が国内産などと偽装されていることもあるかもしれませんが)、逆に中堅〜大手量販店などで、対象商品に“中国産”とキチンと表示されて売られている店については、逆に信用がある店と言っても良いかもしれません。



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