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世界各国で、早くから食育に関する取り組みが行なわれています。
主なものを、ここで紹介します。


イタリアのスローフード協会WEBサイトへ スローフード(Slow Food)とは、ファストフード(fast food)と対立する概念として生まれました。 大量生産・大量流通など「食の均一化」と、「安定的収益の確保」と「生産コストの削減」のため食品添加物の多量摂取・遺伝子組換食品導入による危険性の増大というような食生活環境に、私たちは置かれています。

しかし、「画一的でない・生き生きとした生活を取り戻す」考えのもと、北イタリアのピエモンテ州の田舎町から始まった運動がスローフード(Slow Food)です。 現在では、世界135の国々が「3つの使命」を共有し、活動を行なっています。



【スローフード法令(1996)】
@守る消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワイン(酒)を守る。
A教える 子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。
B支える 質のよい素材を提供する小生産者を守る

伝統的な食文化や優れた食材を守っていくために、消費者が、それらを認識できる能力を持つことが必要であると考え、味覚のワークショップや牧場への訪問などを随時開いて、人々が食文化に関心を持つようにして広めていったのです。

スローフード運動は、日本でも随所で行われています。地域で行なわれているものには、私も子供達と“親子農業体験”など多数参加していますが、その場で子供達が学習できるような状態ではなく、ただのイベントとなっている物が多いのが、とても勿体ない感じです。


フード・チョイス(選食)とは、食べ物を上手に選んで料理する能力を養う事です。

アメリカでは1980年代(つまり肥満が社会問題になってきた頃)から「フード・チョイス」が導入されました。

現在でも、「キッズ・イン・ザ・キッチン(Kids in the Kitchen=子供を台所に入れて、一緒に料理を楽しみましょう)」や「ファイブ・ア・デイ(5 a Days=1日に野菜や果物を5〜9サービング摂りましょう)」などの食育活動が行なわれています。


フード・ファイト(食戦)とは、食べたい食べ物を奪い取る....
ではなく、生活習慣病の予防を食を通して行なう能力を養うことです(なんかヤヤコシイですが)。

アメリカでは1980年代(つまり肥満が社会問題になってきた頃)から「フード・チョイス」を、1990年代からそれに加えて「フード・ファイト」をキーワードにした取り組みが多数行なわれています。

前にも述べましたが、現代の日本のような「生活習慣病の増加」の一要因が食生活と解って来て、生活習慣病の治療に対して、膨大な治療費が必要になる事態が1980年代から社会問題となったのを見直すために、このような食育運動が始まりました。
そして、これらの運動の成果により、アメリカ人の野菜摂取量は増加し、生活習慣病の罹患数は減少しています。


逆に日本では野菜摂取量が減少し、生活習慣病が増加傾向にあることも前に述べたとおりです。

「食生活の欧米(特にアメリカ)化」という現象は、日本全体としても政府としても十分に解っていたことだと考えられます。

そして、1980年代にアメリカで起こっていた食生活の悪影響が、生活習慣病を増大させることや、その予防には野菜などを多く摂ることが良いことも。

この1980年代の日本経済が、バブル時期と重なっていたこともあり、日本人は「健康的な生活」よりも「全国民=中流階級以上」ということで豊かな食生活を選んでしまったように思えます。
そして結果としては、アメリカが歩んできた道と同じようになっているのも事実です。

これからの日本は、どうなっていくのでしょうか?







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